よしのがわというと新潟県長岡市の「吉乃川」があまりにも有名で大きな蔵元です。
あまり知られていませんが、実は日本にはその他に、二つの「よしのがわ」があります。
ひとつは長野県小布施市の「本吉の川」、
そしてこの福島県喜多方市の「会津吉の川」を醸す吉の川酒造店。
新潟に比べるとあまりにも小さな蔵元ですが、どちらも懸命に酒を醸す良蔵です。
この蔵で約40年勤めあげ、全国鑑評会金賞をはじめとする数多くの賞を受賞した
輝かしい栄光を持つ川村利見杜氏ですが70を超えるお歳のため
29BYを最後に惜しまれながらご勇退されました。
現在の吉の川の未来を握る鍵は、現蔵元の子息である
八代目予定の冠木(かぶき)大輔くんだと僕は考えています。
もちろんまだまだ勉強を始めたばかりですが、
長年勤めてきた頭と共同で造りに励んでいます。
そんな彼がイニシアティブを握るのはまだまだ先かも知れませんが、
今後の吉の川酒造店がどこへ進んで行くのか、僕はとても楽しみに見ているのです。
*取扱は開店(2010年)時より、写真は2020年初春訪問時のもの
<お勧め温度のご説明>
保存温度ではなく「この温度で飲んでいただきたい」温度です
店主が思う「お酒の良さを明確に感じることができる」温度をご提案しています
美味しいのはもちろん「お酒の本質に触れることができるかどうか」という視点です
◎:超お勧めです ○:まぁまぁいいよね
△:ぎりぎり…悪くはないけど… ×:お酒がかわいそう…
○⇒◎:まだ若いからまぁまぁだけど熟成して味が乗ったら超お勧めになるよ
とはいえ最終的にはご自身の好きな温度で飲んでくださいね(好みは十人十色です…)
使用米:喜多方産 五百万石(麹) 喜多方産 チヨニシキ(掛) 精米:68% アルコール:20度
日本酒度:-2 酸度:1.8 原材料:米・米麹・醸造アルコール(特定名称外、いわゆる普通酒)
酒質:芳醇な香り、濃醇でジューシーな旨み、どっしりした重さのやや甘口
お勧め温度:冷◎/常温〇/燗◎
販売予定期間:来春くらいまで(2024.05.29発売-)
こだまの「フツーじゃない普通酒」のひとつ。穏やかな香り、とろみのある濃醇で太い旨みが最大の魅力です。柔らかく厚みのあるジューシーな旨味と後口のキレのおかげで高いアルコール度数をあまり意識させません。熟成でより良さが出るので当店では寝かせながら通年販売しています。冷酒はもちろん日本酒ハイボールやロック、加水燗もお勧め。四段仕込みの甘みが生きた濃醇旨口酒です。
¥1,595
税込 / 送料別途
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使用米:会津喜多方産 五百万石 精米:60% 日本酒度:-1 酸度:1.4
火入れ:あり(一回) 加水:なし アルコール:16度
酒質:穏やかなフルーティ香、程よい厚みの旨味、柔らかな味わいが楽しめる中口
お勧め温度:冷〇/常温◎/燗◎
販売予定期間:来春くらいまで(2024.10.04発売-)
熟したメロン系の穏やかな香り、柔らかな旨みが優しく広がり後口はゆっくりキレていきます。含み香がほんのりフルーティ、かつ米の旨みを程よく感じさせてくれる旨みのお酒。派手さは控えめですが旨みのバランスがよく、秋酒らしい厚みもあり、飲み飽きない仕上がりです。これはかなりのクオリティ。幅広いおつまみと合いますが僕なら和食かな…秋の肴と一緒にじっくりお楽しみください。
¥1,540
税込 / 送料別途
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